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SFC Culture Languageとは
カルチャー・ワード一覧
カルチャー・ランゲージという方法
プロジェクト紹介

SFC Culture Languageとは

 本書では、“SFCらしさ” を「カルチャー・ランゲージ」(Culture Language)という手法で言語化しています。“SFCらしさ” を表すこの「SFC Culture Language」は、27 個の「カルチャー・ワード」でまとめられています。個々のカルチャー・ワードに示された特徴が、複雑に絡み合いながら全体として醸し出されるのが、“SFCらしさ”。逆にいえば、“SFCらしさ” がどのような要素でつくられているのかは、個々のカルチャー・ワードに記述されている、という関係となるように概念を体系立て、構成しています。

 一つひとつのカルチャー・ワードには、SFCでよく観察される現象(特徴的な活動、様子、状態)と、その背景、そして、それがさらにどのような現象につながっているのかを記述しています。個々のカルチャー・ワードだけを見れば、他の組織・コミュニティでも見られる特性もあるでしょう。ですが、文化は単純にひとつの要素から成り立つわけではありません。この27個すべてが関係しながら編み上げられ、表現される現象は、まさしく“SFCらしい” ものであるということが、SFC Culture Languageの考え方なのです。

 カルチャー・ランゲージは、その組織・コミュニティに属する人へのインタビューをもとにつくられます。このSFC Culture Language も、SFCの学生と教職員、卒業生約50 人へのインタビューと、プロジェクト・メンバーの経験、そして、開設当時から現在までにあった出来事のエピソードにもとづいてつくられています。彼ら・彼女らが語った“SFCらしさ” の要素をボトムアップに整理・分類し、抽象化して記述し、体系化しました。どのカルチャー・ワードも、その根っこは、SFCで実際に起こった、もしくは今も起こっていることに紐づいています。

 27個のカルチャー・ワードは、「多様性」「変わり続ける」「未来をつくる」の3つのグループに分かれています。そして、3つのグループにはそれぞれ9 つのカルチャー・ワードが含まれています。

カルチャー・ワード一つひとつには、その内容を端的に表した言葉が「名前」としてつけられています。この「名前」を使うことで、その特性を認識し、他の人と話し合ったり、説明したりすることができるようになります。例えば、「メディアセンターに3Dプリンターをいち早く導入するという《思い切った実験》をしたのは、SFCらしいねぇ」「昨年の秋祭の企画がスムーズに進んだのは《得意の持ち寄り》がうまくできていたからかもね」「じゃあ今年は…」などと話すことで、より“SFCらしさ” を形づくっていくことにもなるでしょう。

 このように文化を言葉にすることで、その文化を共有している人は、自分らしくその文化を体現できるようになり、経験していない人はその情報を得て、参照することができるようになります。また、その文化についてのコミュニケーションが生まれるきっかけにも、見直すための材料ともとなり得ます。ぜひ、学生も教職員も、卒業生も関係者のみなさんも、これから仲間になろうとするみなさんも、それぞれの視点で読んで、自分のルーツを振り返ったり、語り合ったりしていただければと思います。